西南戦争遺跡群
- 西南戦争(西南の役)は、明治10年(1877)、鹿児島士族層を中心とする不平士族が政府に反旗を翻し、南九州一帯で行われた国内最大・最後の内戦で、明治政府が近代国家として権力基盤を確立するなど日本史上、著明な戦争です。
熊本城籠城戦と田原坂の戦いは政府軍が勝利し、一連の士族の武力反乱は集結しました。
- 熊本市北区植木地区・玉東町地区は、「田原坂の戦い」の舞台となった地域です。
熊本城援軍のため南下する明治政府の官軍と、これを阻止しようとする西郷隆盛率いる薩摩軍が 2月下旬から 4月初旬にかけて激突しました。
- 徳成寺は 「西南の役」当時、野戦病院を置き、 敵味方分け隔てなく傷兵した方を救護・療養したところで、「文化庁」によると、現存している唯一の建造物で、日本での赤十字活動の始まりといわれています。
これらの一連のご縁により、熊本県また玉東町全体として 日本赤十字の発祥の地といわれています。 - 【文化庁】 ←文化庁公式サイトはこちらをクリック
西南戦争遺跡群とは
徳成寺の他に、田原坂公園(熊本市北区)など11カ所となっています
- 田原坂本道(熊本市北区植木町)
- 田原坂公園(熊本市北区植木町)
- 七本官軍墓地(熊本市北区植木町)
- 七本薩軍墓地・柿木台台場跡(熊本市北区植木町)
- 吉次峠・半高山戦跡(玉東町)
- 横平山戦跡(玉東町)
- 二俣瓜生田砲台跡(玉東町)
- 髙月官軍墓地(玉東町)
- 宇蘇浦官軍墓地(玉東町)
- 正念寺(玉東町)
- 徳成寺(玉東町)
※ 西南戦争遺跡群の一部は国指定の史跡となっています。